定年後の仕事選び

現在50歳代の方が80歳台になる30年後は、日本人の平均寿命が延びて、人生90年時代になっているでしょう。と言うことは60歳で定年になってもまだ30年もあるのです。この30年をどう生きるかを考えておかないと、つまらない人生を送ることになってしまいます。

 

私は最低でも年金が支給される65歳まで、できれば70歳まで働くことをお勧めします。私は生涯現役で働きたいと思っています。これを実現するには、現在の会社に残る、再就職する、起業する、この3つの方向性があるでしょう。以下にそれぞれの考慮点をまとめました。

 

現在の会社に残るのは一番リスクの少ない方法です

始めに言いますが、この選択肢ですと60歳以降の給料はかなり下がります。しかしそれで何とかなるなら、現在の会社に残るのは決して悪い選択ではありません。会社を辞めると良く分かります。

 

高年齢者雇用安定法が平成25年4月1日から施行され、定年の引き上げ、継続雇用制度の導入など、年金受給開始時期の引き上げとリンクして、60歳以降も現在の会社に残れることが義務化されています。

 

しかし60歳での再就職は大変厳しいです。また運よく再就職できても、仕事の内容がきつかったり、給料も思ったほどもらえません。身体をこわしてまで無理して働くのはどうでしょうか。

 

私も定年後1年間今までの会社で再雇用という形で残りました。給料は大幅ダウンし、それが納得できないでいました。しかし会社を辞めるとお金を稼ぐことの大変さが良く分かります。

 

サラリーマンの方は月30万円くらいの給料を、あたり前と思っているかもしれませんが、辞めると月10万円でも稼ぐことの大変さがよく分かります。

もし、会社と折り合いがつき、多少給料が下がっても、我慢できる範囲ならば、今の会社に残ることが一番リスクは少ないです。

 

ただし65歳以降のことを考えておく必要があります。もっとも65歳以降は年金も支給されますし、学生時代の友人も同じような状況になります。あまり無理をしないでアルバイト程度の収入とし、趣味に生きるのも悪くないかもしれません。

 

もし会社に残ると決めたならば、どうやったら会社に残れるかを徹底的に考えましょう。会社は役に立たない高齢者は辞めさせたいと思っています。逆に言えば役に立つ人間は残したいと思っています。

 

どうやったら会社から残ってくれと言われるかを良く考えてください。みなさんには若い人が持っていない貴重な実務経験があります。きっと見つかるはずです。65歳まで会社に残るのは悪い選択肢ではないと思います。

 

再就職すると決めたら早くしたほうがよい

55歳で役職定年になると、給料・モチベーションが下がります。いろいろリスクはありますが、思い切って再就職するのもひとつの選択です。

 

もしそう決めたなら、なるべく早いうち、55歳くらいまでに転職することをお勧めします。なぜかと言うと、会社の立場からすると、入社して会社に慣れてから10年は働いて会社に貢献して欲しいと思うからです。また個人の立場からすると、若いうちのほうが柔軟性があり会社に融合しやすい、50代だと家庭のこともありつらいことがあってもやるしかない、また体力もあり多少キツイ仕事でも頑張れるからです。

 

実際50代前半であれば、楽とは言いませんが60歳の再就職よりはるかに有利です。私は60歳から探し始めましたが、自分の希望に合う仕事はまったくありませんでした。人材紹介会社に登録しても相手にしてくれませんでした。現在は知り合いの紹介で専門学校の講師をやっていますが、これは偶然です。再就職は早いほうが良いというのが実感です。

 

再就職で一番役に立たないのが「管理職」です。「私は部長・課長の仕事ができます」と言うのは「私は何もできません」と言っているのと同じです。自分の専門性をきちんと整理しておきましょう。

 

自分は何の専門化なのか、得意分野は何か、強みは何か、他人ではなくなぜ自分なのかを整理しておく必要があります。サラリーマンを長年やった人ならば、現場で多くの苦労をしてきたはずで、これは市場価値があります。自分の得意分野を2つくらい入れて、自分のキャッチフレーズを作りましょう。

 

定年起業も大変良い選択肢

定年起業について、私は悪い選択肢ではないと思います。定年後年金だけでは収入面で心もとないでしょう。定年後再雇用や再就職先があれば良いですが、あったとしても給与条件は良くないし、原則最長65歳までです。60歳過ぎて、お金のためとは言え、いやな仕事はやりたくないですよね。

 

起業と言ってもベンチャービジネスではありません。年金プラスアルファくらいで、定年後の生活を少し豊かにするくらいのローリスクな自分サイズのスモールビジネスです。定年起業は今までの経験を活かせて社会貢献できるようなものが良いでしょう。サラリーマンを長年やってきた方であれば、仕事や趣味で他の人より少し優れたものを持っていることでしょう。そういったものを活かした起業です。

 

起業と言うと、まず何をするのか、それは儲かるのかを考えてしまいますが、その前に何のために起業するのかを良く考えることが重要です。ここがないと起業準備段階で、そして起業後もぶれてしまいます。起業はうまくいくかどうかは分かりません。もしかしたら1年くらい収入がないかもしれません。こんなときに、何のために起業するのかを持っていれば、たとえ収入がゼロの時期があっても頑張れます。起業の目的がはっきりしていないと何でこんなことをやっているのか分からなくなり、廃業することになりかねません。

 

起業で一番大切なのはそのビジネスに対する情熱です。なぜ起業するのか、それによって何をしたいのか、ここがはっきりしていることが重要です。そして準備をしっかり行い、起業の専門家にもアドバイスをいただくようにしていけば、起業はきっと成功します。定年起業ですから細く長く続く起業を目指すことです。

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