定年起業はお金より自己実現

定年起業という選択肢

定年後の選択肢として、現在の会社に残る、再就職、起業の3つがあることは以前お話しました。その中で私は起業を選ぼうとしています。と言うよりも61歳の私にはそれしか選択肢がありませんでした。元の会社はすでに退職していますし、再就職はまったくありませんでしたし、これから先はますます条件が悪くなっていきます。このコラムでは定年起業について話します。

 

定年起業はお金より自己実現

定年起業は、若い人との起業とは違うと思います。銀行預金などもある程度はあるでしょう。住宅ローンも返済がそろそろ終わるのではないでしょうか。子供も独立し、使うお金も今までほど必要ない。サラリーマンをやっていた時の人脈もあるだろうし、現場で苦労した仕事上のノウハウもあります。これらはきっとどこかで役に立つと思いますし、そうしないとあまりにももったいないと思うのです。

 

一方、体力・知力は落ちています。若い頃のような頑張りは効かないし、無理はできなくなります。今はまだそれほど感じていなかもしれませんが、起業に当たっては5年先10年先を意識しておく必要があります。

 

定年起業は無理をせず、今までの経験を活かせて、自分が楽しめる仕事を選びましょう。自己実現のための起業です。世の中にはすぐに年収2,000万円稼げる方法とか、億円を稼ぐものでないとビジネスとは言えないとかの文言が飛び交っています。これはこれで魅力的ですが、これらは若者に任せて、定年起業は自己実現を優先し地道にスモールビジネスを長くやる事を考えたほうが良いでしょう。

 

定年起業の心得

最近の60歳の方々はまだまだ若いです。私の父親や会社の先輩を見ていても、75歳までは仕事をする上で支障はまったくありませでした。でも現実には65歳以降働こうとしても思ったような仕事はありません。働きたくても就職先がないのです。起業なら自分のペースで自分が働きたいと思う限りいつまでもやっていけます。私がお世話になっている専門学校の理事長は90歳でなお、教壇に立たれており、まだまだ元気で、お会いするたびにいつも元気をいただいています。

 

私の考える定年起業の心得は、次の5点かと思います。

 

1.お金もうけより自己実現(ワクワク感)

2.今までの経験・人脈を生かす

3.自分サイズの起業とする、無理をしない

4.自分の弱み/限界を理解しておく

5.奥さんの賛同を得ておく

 

これらを認識しておけば上手くいきます。無理のない範囲でワクワクしながら、しっかり稼ぐことができたら、素晴らしい第二の人生になると思いませんか。

 

起業に当たってはCan・Will・Must のバランスを

起業にあたって大切なのは、自分のできること(CAN)、やりたいこと(WILL)、制約条件(MUST)、この3つをどうバランスとる事です。

 

CANに関しては、自分は何ができるのかです。エンジニアの方であればご自分の持つ技術やノウハウです。営業なら交渉力、人脈などです。人事、経理、総務、システム、特許などの専門性も良いと思います。仕事以外で自分のできることも意外とあるものです。人より一歩先をやっている趣味とか、病気をして復帰した経験をとか、家族との対応で苦労したことなども、自分にしかできない貴重な体験であって、自分のできることになります。

 

WILLに関しては、子供の頃からの夢とか、これをやっていれば時間を忘れて夢中になれるものとか、そういったものです。社会貢献、国際貢献、楽しい仲間との時間などを作りたいと言うのもWILLのひとつと考えてよいと思います。若者の起業と違って、定年起業にあたってはお金儲けよりも自己実現、WILL主導での起業と心得るほうが良いでしょう。

 

MUSTに関しては、例えばマネープラン上いくら以上稼ぐこと、奥様との約束で守らなくてはならないこと、X年やっても目処がたたないときの廃業の条件などです。定年起業は奥様や家族の理解が必須です。仕事の内容に関して、奥様には迷惑をかけずにできるかもしれません。しかし起業初年度は収入がほとんどゼロに近い可能性もあります。その意味では、間接的には影響があります。奥様とはよく相談し、理解してもらった上でスタートすることが大切です。女性の視点で起業内容を見てもらうと、参考になることがあるかもしれません。

 

定年起業は、お金儲けよりも、やりたいこと、自己実現のために起業し、そして家族の理解が大切です。

 

専門学校の講師+自分サイズの起業

私は定年後の選択肢として、専門学校の非常勤講師+自分サイズの起業を選択しようとしています。専門学校の講師はすでに今年4月から始めています。知り合いの紹介で探しました。授業の準備は大変ですが、若者相手に楽しくやっています。

 

自分サイズの起業に関しては、天職塾という起業の勉強会に入って準備を進めています。ここでは多くの気づきがありました。自分はなぜ起業したいのか、何を実現したいのかを真剣に議論しました。私は収入を得るために起業することにこだわっていました。しかしここで気づいたのは、起業は目的ではなく手段であることです。

 

私が実現したいのは、生涯現役、社会貢献、楽しい仲間、感謝の気持ちです。これを実現するためのひとつの手段が起業なのです。

 

現時点では、役職定年、定年後給料大幅ダウンなどの自分の体験をベースに『定年後の不安をリスクヘッジで元気にする専門家』として、人生90年時代に向けて自分らしく楽しい人生設計再構築のアドバイスするような起業を目指しています。

 

私の考えている起業は、お金儲けより世の中を元気にする自己実現の起業なのです。

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